バンダナと三角巾、どちらも頭に巻くものですが、何がどう違うのか分からない人が多いのではないでしょうか。
まず三角巾とは、応急処置に使われる包帯の一種であり、また調理時や清掃時に衛生のために頭を覆う三角形の布のことです。大きさはさまざまですが、形状は直角二等辺三角形です。これは正方形を対角線で折る形と同じ形になります。応急処置として出血を止めたり固定といった処置ができるように、固く結びやすい形状になっているといえますね。
バンダナとは、絞り染めなどで染めた木綿の布であり、頭に巻き付けて使用するだけでなく、海外では労働者が首や手に巻いて汗を拭う布としても用いられています。日本では、首に巻くのはスカーフ、汗を拭うのはハンカチと呼ばれているため、頭に巻くものとは区別されています。形は正方形が基本です。
こう比べてみると、まず元の形状に違いがあることが分かります。そして用途もやや異なりますね。応急処置や衛生面で用いられる布、頭を覆うだけでなく汗をぬぐったりさらにはファッションアイテムとしても用いられる布、このような違いが大きいといえます。
最近では、飲食店などでも三角巾の代わりにバンダナで頭を覆って仕事をしているスタッフも多くみられます。お洒落な雰囲気を出しつつも衛生面をしっかり気を付けているということですね。また、首に巻いてお洒落な雰囲気を出しつつも、仕事中にかいた汗をしっかりと拭い、それが結果的に衛生面につながるということもあるので、飲食店スタッフが利用している姿を良く見るのも納得です。
似ているようで実はしっかりとした違いがあるのですね。それぞれの用途に合った使い方をしましょう。